- 人事労務問題
従業員に未払いの残業代を支払う際の口外禁止
Q
このたび,現に雇用している従業員の一部に対して未払い残業代を支給することになりましたが,できればこのことは他の従業員に知られたくありません。この一連の経緯を他の従業員に知られないようにするために,どのような手段がありますか。
A
残業代の支払をする際に取り交わす合意書の中に,話し合いの結果の内容を外部に漏らさない事を約束する条項(口外禁止条項)を作ることが考えられます。実務的にも,口外禁止条項を設ける事例は多くあります。
ただし,実際にその話が他の社員の知るところになってしまったとしても,誰が話をしたか証明することは難しいですし,それを理由に懲戒処分をすることも困難です。口外禁止条項を設けるとしても,それは気持ちに縛りをかける程度のものと考えていただいた方が良いものと思います。
【Web相談即時予約】について
当事務所があらかじめ設定したご予約カレンダーの日時と、ご相談者様(企業のお客様に限ります)のご都合が合う場合には、お申し込みと同時に当該日時での Web 相談予約を完了していただけます。
紛争やトラブルのご相談だけでなく、法務に関する一般的なご質問への対応も可能ですので、ぜひお気軽にご予約ください。
※ご予約カレンダーに表示されない日時にWeb相談をご希望の場合は、
お問合せフォームからお申し込みください。